「親子で楽しむ」を大切にしたい。親子クラブ Hughugの生演奏英語リトミックと絵本紹介

2024年春、英語・音楽・絵本をテーマに掲げる「親子クラブ Hughug」が始動しました。

21年に渡り「親子英語」などの英語教室を運営してきた高松真衣子先生と、「ずっと音楽たのしく音楽」をモットーにしたレッスンを行うピアノ・リトミック講師の吉泉裕子先生がタッグを組み、未就園児から小学校低学年の子供たちとその保護者を対象に、月1回の講座を開催します。初回講座を終えたばかりのお二方に、インタビューを行いました。

――Hughugの設立のきっかけについて教えてください。

Mai     保護者と子供が一緒になって参加する「親子英語」を21年やって来ました。いつもCDを使って歌や音楽を取り入れて来ましたが、ライブの音楽でやりたいというイメージはずっとあったんです。人間も生きているし、音楽も生きているし、動きがあるものはいいなって。音楽のリズムやスピードが入ることによって、母語ではない英語をわかりやすく捉えられるのではないかとも思っていました。
西宮阪急百貨店4階子育てコミュニティーで、月に1回「親子英語であそぼう!」を担当しているのですが、昨年の夏頃、リトミック要素を含めたピアノ演奏とのコラボレーションを提案したところ、すぐに9月のシルバーウィークにイベントを企画することになりました。少し前から私のアイディアをお話ししていたリトミック・ピアノ講師のゆうこ先生が快く引き受けてくださり、このイベントが大盛況だったことを受けて、その翌年の2024年春にHughugを設立しました。

Yuko    私は2019年に初めて、西宮阪急で行われていたまい先生の「親子英語であそぼう!」に娘と参加しました。当時の私にとってリトミックといえば、絶対ピアノありき。自分が弾きながら進めるものというイメージがあったので、CDに合わせてやるのにこんなに楽しくできるのかと本当に驚きましたし、新鮮でした。

Mai     毎月毎回参加してくださっていたので、ゆうこさんとお子さんのことは印象に残っていました。でも音楽を仕事にされているとは知らなくて。英語と音楽を組み合わせたいと考えている時、たまたまInstagramでゆうこ先生の音楽教室のアカウントを見つけて、「彼女とならできる!」って思って、ダイレクトメールでお誘いしました。お久しぶりのご連絡でしたよね。

Yuko    そうですね、親子英語に通ったのは娘が幼稚園に入園するまでだったので。だからご連絡をいただいた時は本当に嬉しかったです。まい先生はお人柄がとても温かくて親しみがあって、娘も私もレッスンが大好きでした。毎回同じ曲を歌うので、いつもの流れという安心感があって、音楽のこともよく覚えていたんです。プログラムも分かっているし、私も「それならできそう、ぜひやってみたい!」と思って、お受けしました。

――Hughugのテーマである English×Music×Storyについて教えてください。

Mai     私は講座の最初から最後まで日本語を介さず、オンリーイングリッシュ1で進めます。「親子英語」でCDを使っていたパートは、Hughugでは全てライブ・ミュージックになりました。絵本を読むStory Timeにも、物語に合わせた音楽がつきます。音楽があると、絵本もより魅力的に映りますよね。

Yuko    初回講座ではまい先生の提案で、卵が割れる絵本のシーンに合わせてタンバリンを叩きました。

Mai     割れた!っていうイメージが湧きやすいかなと思ったんです。

Yuko    すごく良かったと思います。英語の意味がわからなくても、スッと入ってきやすくなると思いました。小さな子供って、音からイメージをつかむのがとっても上手だから。

Mai     例えばCircleって言った時にチュルルンって音が入ると、○の形がイメージしやすかったり。

Yuko    逆もありですよね、チュルルンって音がしたら、○の形を思い浮かべて、この形はCircleなんだな、とか。音が入って来て、入って来た音からイメージをして、そのイメージに言葉がつく。そういった理解を、音楽が手助けしてくれるんじゃないかなと思います。

――生きた音楽と共に、英語や物語を楽しむことができるのですね。具体的に講座はどのように進むのでしょうか。

Yuko    音楽に合わせて体を動かすことから始まります。ウォーミングアップですね。走ったりジャンプしたりすることが、子供たちは大好き! 初めての場所や初めての先生でも、お友達と一緒に和やかにリラックスした気持ちで参加することができると思います。

Mai     そのあとは、歌や手遊びをしながらお友達と交流します。絵本の読み聞かせのあとが、参加者同士の絵本紹介です。

2024年3月27日 初回講座にて、お気に入りの絵本を掲げて集合写真

Yuko    絵本を紹介し合うって、なかなかないプログラムですよね。

Mai     私の英語教室では、宿題として絵本を読みます。そしてその絵本の好きなページを次回のレッスンで発表するというBook Report Timeを設けているんです。同じようなことを親子でできないかと、頭のどこかでずっと思っていたことを、今回ひらめいたので、チャレンジしてみました。保護者の方も小さいお子さんも一緒に言いやすいよう、The title is 〇〇〇〇. I like this page. と、型のある短いフレーズを使っています。

Yuko    自分の好きな絵本を持って行って紹介するので、まずおうちで「この本を持って行こう」「このページを紹介しよう」って親子で話をするところから始まると思うんです。持って行くことにわくわくしたり、「お友達はどんな本を紹介してくれるんだろう?」とか、紹介してもらった後に「じゃあ今度その本を借りてみよう」とか、対話の中から新しいことを知って興味が広がるって、すごく理想的な形じゃないですか? ただ絵本を読み聞かせてもらうのではなく、コミュニケーションが生まれるのがとっても素敵。

Mai     そう言ってもらえて嬉しいです。講座を受動的に体験するだけじゃなくて、能動的にアウトプットする時間を設けたいと考えていました。

Yuko    これからの時代は、自分で表現してアウトプットしていかなきゃいけない、それが当たり前になると思います。自分の気持ちを伝える経験を小さい頃から積み重ねていくのも、すごく大切なことだと思うので、絵本紹介には大事なことが凝縮されている気がします。それに小さい子って、自分の気持ちを伝えたい、話したい意欲もすごくありますよね。

――初回講座では、年齢の違う子供たちがそれぞれ熱心に絵本を紹介し合う姿が印象的でした。講座を「0歳から小学校低学年くらい」と異年齢を対象にしているのは、なぜでしょうか。

Mai     私は未就園児を対象に親子英語をやっています。その子たちにはお兄ちゃんお姉ちゃんがいたり、弟や妹がいたりするので、異年齢を対象にしたらみんなで遊べるだろうという思いがはじまりです。保護者の方にとっても、大きい子を見て「だんだんこういう風に大きくなっていくんだな」と思ったり、小さい子を見て「ああ、こういう時もあったな」って振り返ることができたりすると、いいかなと思って、「0歳から小学校低学年くらいとその保護者」を対象にしました。

Yuko    結構幅が広いので、どんな感じになるんだろうと思ってドキドキしていました。でも小さい子って、ちょっと上のお兄ちゃんお姉ちゃんを見るのがすごく好きですよね。真似して付いて行きたいというか。

Mai     上の子が自然に下の子のお世話をしている姿も見かけました。自分より小さな子を助けてあげるのも好きですよね。初回講座には大学生と高校生もお手伝いにも来てくれました。いろんな年代が交流できる場になればいいなと思います。

異年齢の「はじめまして」もあっという間に仲良しに
お手伝いに来てくれた大学生による絵本の読み聞かせ

――今後の講座の賑わいも、楽しみですね。はじまったばかりのHughugですが、これからどのように活動していきたいですか。

Mai     初回講座の他に、カフェでのプレイベント、動物愛護団体のペッツ・フォー・ライフ・ジャパンとのコラボレーションを行いました。次はなんだろうね?!

Yuko    お話をいただけるなら、何でも試してみたいです! 外で開催するのもいいですよね。ピクニックみたいに。

Mai     季節のいい時期に、秋くらいかな? やってみたいですね。開催月に応じた季節の歌や絵本、製作を行うので、週末の親子レジャーになればいいなと思います。

Yuko    初回講座はお母さんが多かったですが、家族一緒に来てもらえたら素敵ですね。お父さんだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんも大歓迎。

Mai     そう。幼稚園に通い始める年齢になると、親と一緒に習い事に参加しなくなるでしょう? だからHughugは、親子が揃って楽しめる場所にしたかったんです。

Yuko    子供が成長するにしたがって、親子分離が増えますものね。手を繋いで歩く機会が減ったり、高い高いをすることもなくなったり。大きくなった子供を持ち上げるのは大変なんですけど、Jump! に合わせて抱き上げてもらう子供たちはみんな笑顔でした。

Mai     週末のひと時を家族で過ごす場に、Hughugを選んでもらえたら嬉しいです。

  1. ※オンリーイングリッシュ…児童英語のパイオニアであるmpi松香フォニックスの指導法のひとつ。英語が分からな子どもたちに『英語』を『英語』で教える。分かるように【工夫】を施すこと。子どもたちの想像力や考える力を養う。 ↩︎
☆親子クラブ Hughug☆
英語×音楽×絵本をテーマに親子で参加できるイベントを企画&主催する親子クラブ。2023年9月に西宮阪急百貨店子育てコミュニティールームにて『英語でリトミック』を担当したことをきっかけに、2024年3月から毎月1回程度、甲東公民館を中心に活動。カフェイベントや出張イベント、他団体とのコラボレーションなども実施。西宮市子育て総合センター市内登録サークル。感性豊かな幼児期の子どもたちとその保護者に、リズムやハーモニー、ストーリーを通して寄り添う。

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